だいすけブログ

ど田舎のガチ賢です

勇者ビーステッド

WonderLizCSで使用した勇者ビーステッドのデッキ解説です。

 

画像

 

60punk ○○

ルーン ○○

BF ○○

勇者ビーステッド ○○

サンドラ ○○

烙印ビーステッド ○○

ティアラメンツ ×○×

 

6-1準優勝でした

 

今期のデッキ選択について

 

今期初めこそ鉄獣スプライトを筆頭としたスプライト系デッキが流行しましたが年始あたりからティアラメンツが復権、今では多くのCSでデッキ分布上位入賞率の両方でトップになっています。

 

僕自身もティアラメンツが強力なことは理解していて他のデッキに比べて頭1つ抜けて高いパワーがあると思っているので、現状使うデッキはティアラメンツかティアラメンツに有利が取れるデッキの2択だと思っています。

 

それを考えた上で使いたいと思うデッキの条件は

  • ビーステッドがメインデッキの段階で最大値に近い枚数採用されている
  • ビーステッドを自身の動きの中に組み込める
  • 墓地にあることでアドバンテージを得るカードを採用できる

の3点です。順に解説します。

 

ビーステッドがメインデッキの段階で最大値に近い枚数で採用されている

 

ティアラメンツは妨害が前後ろだけでなく手札と墓地にまで散らされており1枚の返し札が致命傷になることは非常に少ないです。それに加えてグラファやクライムのような万能無効も構えることができるためサイドカードを1,2枚引いていても返すことは困難です。サイドチェンジできる枚数は多くても10枚強が限界なのでサイドカードのみで後攻を勝つことは現実的ではありません。

これを解決するためにはメインにサイドカードの役割を果たすカードを採用してかさ増しする必要がありそれがビーステッドを軸としたデッキ構築です。

サイド後はルべリオンを除く9~10枚のビーステッド+G3枚+サイドカードによってデッキの半分近くがティアラメンツ用の後攻枠になるため数の暴力で対抗します。

 

またティアラメンツは先攻だけでなく後攻時もハゥフニスティアクシャの専用誘発によって強力なデッキですがビーステッドはこれらの誘発にも対抗することができます。

 

これらの理由からビーステッドをメインとしたデッキを使うことを決めました。

 

ビーステッドを自身の動きの中に組み込める

 

ビーステッドを多く採用すればなんでもいいというわけではなく引いたビーステッドを相手の墓地効果に当てる以外に能動的に活用する手段が必要です。シナジーのないデッキにビーステッドを入れても相手がティアラメンツでない場合や先攻で引いている時に浮いてしまい安定性やデッキパワーの低下に繋がるためです。

 

ビーステッドはレベル6または8のためシンクロ召喚に使いやすく相性のいいシノビネクロ、そこから召喚されるカオスルーラーや10シンクロを動きの軸とすることで相手を妨害すること以外にも役割を持たせることにしました。

 

墓地にあることでアドバンテージを得ることができるカードを採用できる

 

カオスルーラーの期待値を高める目的もありますが他の理由としてティアラメンツが使うアギドケルベクがあります。

ティアラメンツは妨害性能以外にもアドバンテージの獲得能力が尋常ではなく融合効果をビーステッドで止めたのにサリークやスクリーム、ムドラケルドウが落ちることでアドバンテージを突き放されて続くターンで再展開、そのまま押し切られて負けるゲームがよく発生します。

後攻ドローを含めた初手6枚でこれを返すのは厳しいため相手のアギドケルベクによって実質的にこちらの手札が増えることに期待します。複数枚のビーステッドを超えて展開する場合はアギドケルベクがよく絡むこと、カオスルーラーを軸としていることからも墓地に行くことがメリットになるカードは相性がよく多く採用しているほど後攻の際盤面を返しやすくなります。

 

この条件を満たすのが勇者ギミックで、落ちの期待値が高いのは同じビーステッド系デッキであるパンクと比べても明確なメリットといえます。

後述しますが勇者とビーステッド自体の相性もよくこの2テーマをメインとしてカオスルーラーを出すことを目的に今回のデッキを作りました。

 

基本的な動き

カオスルーラーを出す、これに尽きます。

ビーステッド系のミラーなどで相手のビーステッドを待ってから動くこともありますが基本的には多少無理をしてでもカオスルーラーを狙い捲れたカードから最大限の妨害を置けるようにします。

旅路やサロニールを挟むことでうららをよけるなどはありますがやってることは8シンクロするだけなので特にプレイング面で難しいようなことはないと思います。

 

メインデッキ

ビーステッド

ベリオン 3

マグナムート 1

サロニール 3

ドルイドヴルム 3

バルドレイク 2

復烙印 1

烙印の獣 1

 

単体性能の低いバルドレイクのみ2枚で他は最大枚数採用しています。ティアラメンツ相手のメタ性能もそうですがビーステッドか勇者を引いていないと何もできないカードを多く採用しているので最低限この枚数は確保しておきたいです。

 

カオスルーラーの落ちを気にして烙印スペルを複数枚採用している構築も見かけますが両方落ちて何も置けないという場合以外は致命的でないこと、事故るときは大体これらを引いていることから最低限の1:1採用としてます。

 

勇者

水遣い 3

外法の騎士 1

アラメシア 2

旅路 1

ドラコバック 1

 

基本の5種8枚採用です。

全盛期から1年がたち、グリフォンライダーを失った今でもドラゴバックで盤面に触りながら召喚権を残して非チューナーを2体並べる動きはシンプルに強力です。

着地狩りにも強く本命の動きの前に妨害を踏むこともできますが、勇者自体がスプリンドやカオスルーラーに繋げやすいため自身が本命になることもできます。

 

水遣いを召喚してアルテミスにリンクした後アラメシアでリンク2を経由してスプリンドにすることで水遣い+ビーステッドからカオスルーラー。

 

アラメシアから勇者トークンと水遣いか外法を特殊してチューナーを召喚することで

1チューナー→1+外法

2チューナー→2+水遣いでボウテンコウ、カオスミラージュを落として4+勇者トーク

3チューナー→3+勇者トークンでライザー、2を落として5+水遣い

4チューナー→4+勇者トーク

5チューナー→5+水遣い

このようにレベル1~5のチューナーかビーステッドとあわせてカオスルーラーに向かえる上カオスルーラーから捲れるカードとしても水遣いは大当たりなのでデッキとの相性が非常にいいです。

 

水遣いを展開に使う場合アルテミスを経由したり各種シンクロチューナーがカオスルーラーを蘇生する際に不足しがちな光を供給できる点も地味ながら優秀です。

 

展開やカオスルーラーで墓地に行った外法は復烙印で回収できるので余裕があるときは優先的にデッキに戻します。

 

チューナー

 

シノビネクロ 3

 

今回の構築の中核ともいえるチューナーでこのカードに触りやすいようなデッキ構成にしています。

やっていることはビーステッドとあわせて2枚でカオスルーラーを出しているだけですがそのくらいカオスルーラーが強いこと、ビーステッドが抱えている問題点である墓地がなくてビーステッドが出せない事故と出したビーステッドの有効活用の2点を解消できること、スプリンドによってチューナーがない手札からでも展開出来ることなど見た目より強力なカードです。

 

リンゴヴルム 2

 

2チューナー、光属性、アドバンテージを生む墓地効果、勇者やスチームと噛み合う手札効果とすべての面で相性がいい期待の新戦力。

シノビネクロと被って引いた時の召喚権被りが少し気になりますが初手+カオスルーラーの捲りの中にスチームか水遣いがあれば盤面に追加できるためそこまで気になりません。

アサルトシンクロンとの比較ではカオスルーラーで捲れた際に拾う必要がないためビーステッドを回収できることやシノビネクロ使用後にスプリンドからチューナーを供給できることなどで勝りますが、素引きしている場合はアサルトの方がいい場面も多いため一長一短です。

 

スチーム 1

 

1枚でリンク3を用意できるためスプリンドに繋げることができて実質シノビネクロのような使い方ができるほか勇者とあわせて直接カオスルーラーやバロネスにもなるパワーカード。

召喚するのが最もリンク数を伸ばせますが落ちるだけでもリンク数+1、アルミラージやアルテミスから変換することでマスカレーナも出せたりと4年間禁止カードだったことに恥じない働きを期待できます。

 

カオスミラージュドラゴン 1

 

ボウテンコウのレベル変更用の幻竜族レベル4モンスター。5シンクロを4のシンクロチューナーにするだけならアクセルシンクロン+ジェットシンクロンにもできますが属性が優秀なこととジェットシンクロンよりは素引きした時強いためこちらを採用。

 

いわゆるゴミ系のカードではありますがそれなりに効果も強いです。

 

うらら 3

 

特に説明も不要かと思いますがフェンリルがきついデッキなので後手でもほぼアウトしません。

 

G 3

 

同じく説明不要かと思ってましたが最近必須ではない気もしているので次出るときは抜いてるかもしれません。

 

金満謙虚 2

 

ドロールをもらうこと、復烙印と相性が悪いこと、コストがシビアなことから初めは敬遠していましたがチューナー非チューナーの嚙み合わせが必要なデッキでかなり事故ることから採用。

返し性能が低く出来上がった盤面に対しては何を拾っても手遅れなことが多いためよくサイドアウトされます。

 

キルドレイン 1

 

もともとスキルドレイン+勇者かビーステッドの高打点で誘発を受けようとしていた頃の名残で3枚入っていたところを2枚墓穴と入れ替えました。

事故率の低下、誘発の受け、盤面の強化と多くの役割がありましたがティアラメンツには結局展開が通らないと勝てないこととディスパテルの登場で十分な妨害を用意できるようになったため減らしました。

 

エクストラデッキ

 

ボウテンコウ

シューティングライザー

 

勇者からカオスルーラーに繋げるためのシンクロチューナーでそれ以上でも以下でもないです。

 

カオスルーラー

 

このデッキの初動かつフィニッシャーでこれが通るか、どのくらい落ちるかにすべてかかってるといっても過言ではありません。

今のところ効果が通った試合はすべて勝っているのでとにかく全力で通しに行きます。

蘇生効果を使う際ルベリオンしか光のコストがない場合が多くもったいなく感じますが烙印スペルは1枚置ければ十分なので妨害数を増やせるなら積極的に蘇生します。

 

バロネス

ショウエイ

 

基本的な汎用10シンクロ。

三戦やサイドカードをケアできるバロネスを出すことが多いですが往復で効果を使える見込みがある場合や相手のリソースを削りたい時、打点低下で盤面を処理したい時などにショウエイを出します。

 

ディスパテル

 

雑に10シンクロを複数並べることができるため妨害のかさ増し、ライフカット、返し性能の向上とこのカードの登場でデッキパワーが大きく引き上げられました。

 

打点も3500とガーディアンキマイラも処理できるラインであり結界波に対して復烙印+獣で一度墓地に逃がしてから蘇生することで妨害数を維持したりと細かい部分でも優秀です。

 

強力である反面ビーステッドに対して強すぎるため三戦や心変わりで奪われることは絶対に避けたいのでバロネスを温存する、ディスパテルから使うなどを意識する必要があります。

 

タイタニックギャラクシー

 

主にカオスルーラー後にチューナーに触れない場合につくる妨害です。

カオスルーラーとルベリオンが素材に固定されるため次のターンに攻めにくく何を止めるかの判断も難しいのであまり出す機会は多くないですがサイド後は止めたい魔法が増えるため保険として採用しています。

 

攻撃誘導効果がマスカレーナと、エクシーズであることがスプリンドと好相性なのでそれらが出せる場合は優先度が上がります。

 

アルミラージ

アルテミス

 

それぞれシノビネクロ、スチーム、水遣いをリンクするために使います。

このデッキでリンク1伸びるかは非常に重要なのでよほどのことがない限り採用するべきです。

 

ケルベロス

 

主な役割はスプリンドに行くためのつなぎ役です。

ダルクやフェニックスも検討しましたがダルクは出せない組み合わせがある、割りたいカードがあるときはそもそもフェニックスが通らないことからスタぺリアやバグースカを処理できる可能性があるケルベロスにしました。

 

天球

 

ドラゴンの強みともいえるリンクモンスターで出す機会自体は多くないですが効果は強力です。

マグナムートの規制でリクルート効果の価値は下がりましたが天敵の墓穴をビーステッドで避けれる、復烙印で使いまわせるなどデッキとの相性も良好です。

 

スプリンド

 

リンク数を2チューナーに変換できるためこれがあるかないかで事故率が大きく変わります。

初動として使う以外にもカオスルーラーで水遣いは捲れたがチューナーにアクセスできない場合にリンゴヴルムを落としてディスパテルに向かうことも多いです。

 

マスカレーナ

ユニコーン

アポロウーサ

 

チューナー以外のリンク数を妨害に変換します。

マスカレーナとビーステッドは相性がよくドルイドを巻き込むことで除去、墓地に余ったシノビネクロをビーステッドで展開することでウーサの素材を増やすことができます。

 

マスカレーナがリンクを混ぜれない、ウーサの素材にトークンを使えないなどの縛りが重くなる場合があるので何を素材に何を出すのかは注意が必要です。

 

サイドデッキ

 

ケルドウ 1

ムドラ 3

 

デッキ選択で書いた相手のアギドケルベクを利用するカード群です。

融合を止められるだけでなく同時に落ちた相手のムドケルを戻せるうえ自分の勇者パーツや烙印スペルも戻すことができフリーチェーンのため自分ターンまで温存する選択肢もあります。

 

旅路で切ったりルーラーから追加の妨害としても使えるなどとにかく優秀なためこのプランなら真っ先に採用するべき4枚です。

 

羽根帚 1

 

罠デッキへの気休めの1枚。ライトニングストームはビーステッドと相性が悪く先攻でも投入するためこちらを優先。

 

三戦の才 2

 

後攻で手数を増やす+先攻の入れ替え枠。

 

先攻での採用は腐るリスクもありますがビーステッドの採用率が高そうだったことと万能無効を構えにくいデッキなのでハンデスの評価が高いです。

 

コズミックサイクロン 3

 

羽根と同じく罠相手の気休め+ティアラの後手枠。

ルーンともラビュリンスともやったことがなく絶望的な相性差だと思っていたのでワンチャン勝てたらいいくらいの感覚で入れてます。

 

冥王結界波 3

 

ビーステッドが効かないタイプの展開デッキ用。

 

特にスプライト系デッキはこれかGが通るくらいしか勝ち目がないため少ない枚数で最大値をとれる結界波は重宝します。

 

紅蓮の指名者 1

神の宣告 1

 

先攻入れ替え枠。

展開が成立した後に止めたいのはメインギミックではなくサイドカードなので万能な2種を採用、ティアラ相手にも宣告入れます。